下水処理場の再構築ソリューション/再構築支援型MBR
分類 |
水処理設備 > 沈砂池 [この分類の技術一覧]
水処理設備 > 高度処理 [この分類の技術一覧]
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名称 |
下水処理場の再構築ソリューション |
商品 |
再構築支援型MBR |
会社名 |
株式会社 クボタ[会社概要][技術情報一覧] |
お問い合わせ先 |
水循環プラント営業部
TEL : 03-3245-3337 |
概要
大都市を中心に緊喫の課題となっている老朽化した下水処理場の再構築に際し、膜分離活性汚泥法(MBR)は
極めて有効なソリューションとなります。
恒久施設としてではなく一時的な施設としてMBRを導入することで、狭隘な敷地条件でも安定した処理を
維持しながら従来の再構築方法に比べて大幅なコスト削減と工期短縮が可能です。
特徴
1.敷地に余裕がなくても再構築が可能
従来技術に比べて半分以下のスペースで処理が可能なMBRを一時的に導入することにより、敷地の制約が厳しい下水処理場の再構築を可能とします。
2.工期の短縮
処理能力を維持するためには、段階的なスクラップ&ビルドが求められますが、一時的なMBRの導入により施工ステップを削減し、工期を大幅に短縮できます。
3.コストの縮減
工期の大幅短縮と施工ステップの削減効果により、再構築のコストを削減できます。
適用
MBRは従来高度処理法と比べ、土木躯体容量を大幅に削減できる省スペースな処理方式であるため、
下記のような敷地に余裕がない下水処理場の再構築事業に対して有効です。
1.従来法では敷地が足らず、再構築が極めて困難な下水処理場
2.段階的な再構築を行う時間的な猶予が無い下水処理場
3.段階的な再構築に伴う必要コストを縮減したい下水処理場
現有施設の状況に応じて、空き池の活用、遊休地の活用、再構築後の土木躯体の先行活用の3つの
適用パターンの何れか、あるいは組み合わせにより、工期短縮とコスト縮減を実現します。
実績
国内下水処理場 1件
・O市水処理センター(計画汚水量18,800m3/日、適用形態:遊休地活用型、令和9年3月竣工予定)
空き池活用型
再構築の流れ
現在使用されてない空き池にMBRを導入し、一時的に処理能力を確保します。その後、他系列の古い土木躯体を撤去・再構築し、新しい土木躯体に既処理法を導入した後、運転移行した後にMBRを撤去する方法です。MBRの導入は、既設の反応槽に限定されず、最初沈殿池、最終沈殿池、または流量調整槽でも可能です。
特長
処理能力確保のための新たな土木躯体の設置が不要であるため、工期とコストを大幅に縮減できます。
空き池
遊休地活用型
再構築の流れ
下水処理場の空きスペース(遊休地)にMBRを導入することで、一時的に処理能力を確保します。その後、古い土木躯体の撤去・再構築を行い、運転移行した後に土木躯体も含めてMBRを撤去する方法です。使用されていない汚泥棟などの古い施設を廃止して遊休地を確保する方法もあります。
特長
空き池や遊休地が無くても、使用していない施設を撤去して遊休地を確保し、再構築することができます。
遊休地
再構築後の土木躯体の先行活用
再構築の流れ
再構築後も使用する土木躯体の一部を先行して建設し、その土木躯体に一時的にMBRの機械設備を導入する方法です。再構築後は、MBRを最初沈殿池など他の設備に転用し、土木躯体を有効活用します。先行して建設する土木躯体は、最初沈殿池、反応槽、または最終沈殿池のいずれにも転用可能です。
特長
処理能力確保のために建設するMBRの土木躯体を再構築後も継続して有効活用できます。
先行利用
下水処理場の再構築ソリューション/再構築支援型MBRに関するお問い合わせ
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水循環プラント営業部
TEL : 03-3245-3337