高効率型圧入式スクリュープレス脱水機/ISGKⅣ(アイエスジーケイⅣ)
分類 |
汚泥処理設備 > 濃縮・脱水 [この分類の技術一覧]
|
名称 |
高効率型圧入式スクリュープレス脱水機 |
商品 |
ISGKⅣ(アイエスジーケイⅣ) |
会社名 |
株式会社 石垣[会社概要][技術情報一覧] |
お問い合わせ先 |
環境機械事業部 管理部
TEL : 03-6848-7821(直通) FAX : 03-6848-7902 |
概要
「高効率型圧入式スクリュープレス脱水機」は、「標準型の圧入式スクリュープレス脱水機」の特徴である省エネルギー性や維持管理の容易性等を継承し、
① 処理能力向上によるイニシャルコストやランニングコストの低減
② 処理能力向上に伴う省スペース化による増設・更新の容易性
③ 脱水ケーキ含水率低減化による脱水ケーキ処分費の削減
④ 消化汚泥等難脱水汚泥への対応
⑤ 集約汚泥の直接脱水による大都市の再構築対応
等に高効率を計った高性能脱水機です。
特徴
1.高処理能力
2.低含水率化
3.コンパクト
4.直接脱水対応型
適用
〈用途〉
・下水汚泥処理
・活性余剰汚泥処理
・し尿混合汚泥処理
・し尿浄化槽汚泥処理
・上水汚泥処理
・産業廃水汚泥処理
・湖沼・河川の沈殿汚泥処理
〈仕様〉
スクリーン径 300mm~1,200mmを製品化しています。
実績
富山県 小矢部川流域下水道二上浄化センター、長崎県 長崎市西部下水処理場、神奈川県 酒匂川流域下水道左岸処理場、日本下水道事業団 香川県 中讃流域下水道大束川浄化センター(順不同)他に実績があります。
(財)下水道新技術推進機構より「技術マニュアル」が発行(2006年3月)
原理と構造
脱水原理は、凝集混和タンクで調質された凝集汚泥を、圧入ポンプで供給圧力を一定制御し、図1(脱水概念図)に示すテーパー状に構成されたスクリュー軸と、外筒スクリーンが分割されたスクリューの回転方向に対して逆方向へ回転する濃縮スクリーンの間隙に、スクリュー軸芯より加圧供給します。濃縮効果が高められた凝集汚泥は、低速回転のスクリューにより入口側から出口側に向かって次第に狭くなった間隙内を移送しながら、固液分離させます。そして、スクリュー内部の圧力は汚泥の性状によって変化しますが、圧密されやすい汚泥ほどスクリュー内部は、高圧状態になり脱水性が向上します。
圧密状態になった汚泥は、スクリュー羽根の締付力(圧搾力)とテーパー状のスクリュー軸から発生する圧縮力(圧縮比)、更には、ケーキ出口での自由な排出を抑制するプレッサーによって脱水されます。
これらの一連の濃縮、ろ過、圧搾を連続的に行います。
特長
高効率型の処理能力は、標準型と比較して処理量優先または含水率優先を選択可能です。
1. 高処理能力
処理量優先運転の場合、標準型のISGKと比べて同一含水率の場合で処理量が30%以上増大。
2. 低含水率化
含水率優先運転の場合、標準型のISGKと比べて同一処理量の場合でケーキ含水率を1~2ポイント低減。
3. コンパクト
処理量優先運転の場合、標準型のISGKと比較して1~2ランク小さいスクリーン径を選択でき、コンパクト化が図れ、イニシャルコスト・ランニングコストが低減できる。
4. 直接脱水対応型
低濃度汚泥に対しても高い処理能力を発揮し濃縮工程を省略した直接脱水にも対応できる。
図1.脱水概念図
図2.ISGKⅣ-1005
高効率型圧入式スクリュープレス脱水機/ISGKⅣ(アイエスジーケイⅣ)に関するお問い合わせ
問合せ先
環境機械事業部 管理部
TEL : 03-6848-7821(直通) FAX : 03-6848-7902