高効率型二軸スクリュープレス脱水機/高効率型二軸スクリュープレス脱水機
分類 |
汚泥処理設備 > 濃縮・脱水 [この分類の技術一覧]
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名称 |
高効率型二軸スクリュープレス脱水機 |
商品 |
高効率型二軸スクリュープレス脱水機 |
会社名 |
株式会社 クボタ[会社概要][技術情報一覧] |
お問い合わせ先 |
水循環プラント営業部
TEL : 03-3245-3337 FAX : 03-3245-3358 |
概要
下水処理場で用いられる汚泥脱水機は、金属ろ材を使用したスクリュープレス脱水機の採用が多くなっています。 スクリュープレスは、消費動力は小さく、現地でオーバーホールが可能等の特長がありますが、難脱水性汚泥に対しては脱水性能が大きく低下する傾向がありあます。
クボタの高効率型二軸スクリュープレス脱水機は、こうした弱点を克服し、低動力で難脱水性汚泥に対しても良好な脱水性能を発揮できる脱水機です。
※(公財)下水道新技術推進機構「高効率二軸スクリュープレス脱水機技術マニュアル(改訂版)」2010年3月取得。
特徴
1.難脱水性汚泥に対しても低含水率化が可能
スクリューの羽根が噛み合う二軸スクリュー機構で、難脱水性汚泥に対しても効率的に脱水します。従来機(一軸式)よりも低含水率化が図れ、ケーキ発生量を抑制できます。
2.二軸スクリューによる汚泥の供回り防止
二本のスクリューを重ねて配置し、スクリュー羽根が互いにかみ合う構造とすることで、汚泥に剪断力を与えながら搬送できます。このため、従来の一軸スクリュープレスのように汚泥がスクリューに付着する供回り現象が発生しません。
3.コンパクトで省エネ
従来機(一軸式)よりも1~2サイズ小型の機種を適用できるため、軽量かつコンパクトで配置計画が容易です。スクリューも小径になりますので、消費電力も増加しません。
4.トータルコストの削減
建設費だけでなく、オーバーホール費を含めたランニングコストも従来機より安価になるため、トータルコストの削減が可能です。
5.従来の金属ろ材脱水機の特長を保持
従来の金属ろ材による脱水機の特長も兼ね備えています。
・低消費動力
・低騒音、低振動
・少ない洗浄水量
・容易な臭気対策
・現地でのオーバーホールが可能
適用
ラインナップ:スクリュー径φ400からφ900の大型機まで取り揃えています。
対象汚泥:下水汚泥(混合生汚泥、嫌気性消化汚泥、OD余剰汚泥)等
実績
国内下水処理場25台の実績あり(2024年7月 製作中を含む)
脱水のしくみ
汚泥は、フロキュレータにて高分子凝集剤と撹拌混合されて凝集汚泥に生成されます。
凝集汚泥は、汚泥供給ポンプの吐出圧力によって脱水機端部から連続的に圧入され、外胴スクリーンによってろ過が行われます。
圧入圧力一定制御により、供給汚泥の濃度変動等に対しても脱水機内部の汚泥負荷を均一にするよう供給汚泥量を自動的に制御します。
初期ろ過によって減容化された汚泥は、2本のスクリューが回転することにより脱水ケーキ排出部へと搬送されながら、ろ過脱水されます。
脱水機内部では2本のスクリューが重なりあって互いに逆回転しており、汚泥が大きな圧密力・剪断力を受けて固液分離されます。
脱水ケーキ排出部には背圧プレッサを配置しており、背圧による圧密によってさらにろ過脱水しながら含水率が低下した脱水ケーキを排出します。
脱水ろ液は外胴スクリーンの細孔より排出し、脱水機下部に設けたろ液排出部に集水して排水されます。
スクリーンは、外周に設けた洗浄装置によって洗浄し、目詰まりを防止します。
図1. 外観
図2. 構造図
高効率型二軸スクリュープレス脱水機/高効率型二軸スクリュープレス脱水機に関するお問い合わせ
問合せ先
水循環プラント営業部
TEL : 03-3245-3337 FAX : 03-3245-3358
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