マンホールポンプ/クボタマンホールポンプシステム
分類 |
ポンプ・送風機設備 > 汚水ポンプ [この分類の技術一覧]
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名称 |
マンホールポンプ |
商品 |
クボタマンホールポンプシステム |
会社名 |
株式会社 クボタ[会社概要][技術情報一覧] |
お問い合わせ先 |
水循環プラント営業部
TEL : 03-3245-3337 FAX : 03-3245-3358 |
概要
クボタマンホールポンプシステムは分流式下水道における汚水の自然流下・圧送併用方式に使用される中継ポンプ場で、流入ゲート及び除塵設備がなく、組立式マンホールの中に水中汚水ポンプを設置したものです。
公道下に設置され、組立式マンホール、予旋回槽、水中汚水ポンプ、弁類、配管材、水位計、制御盤、通信端末装置で構成されています。
特徴
1.組立式予旋回槽の採用
2つの旋回槽をS字型に連通させることにより、強い旋回流を発生させ、マンホール内の浮遊物を回収します。
停止側の槽の汚水も同時に排除するため、残留汚水が極めて少なくなり、スカムの発生を低減します。
予旋回槽は分割組立タイプのため、設置済のマンホールに対応できます。
2.投込圧力式水位計の採用
投込圧力式水位計の採用により、汚水の中でも確実に水位の検知ができます。
3.クラウド監視サービスの採用
中央監視装置を必要とせず、通信端末装置とデータセンターを携帯電話網で接続して、マンホールポンプの状態を監視するシステムです。
適用
クボタマンホールポンプシステムの適用範囲
(ポンプ口径)
50、65、80、100、150(mm)
(組立式マンホール種類)
1号、2号、3号、4号
(計画時間最大汚水量)
3m3/min以下
(ポンプ最大容量)
ポンプ1台あたり22kW以下
マンホールポンプとは
マンホールポンプは家庭から出る生活汚水を集めて下水処理場へ送るポンプ設備です。組立式マンホールの中に、ポンプ設備を組み込んで、道路の下に埋設設置します。
自然流下管路の途中にマンホールポンプを採用することで、掘削深さが浅くなり経済的な下水道システムを構築することができます。
クボタマンホールポンプシステムの主要構成機器
【組立式マンホール】
コンクリート2次製品として製造された側塊を使用条件に合わせて適宜組み合わせて組み立てられるマンホールです。
【水中汚水ポンプ】
汚物が閉塞しにくい渦流羽根タイプ、スクリュー渦巻羽根タイプ、改良型ノンクロッグを採用しています。
日常点検・定期点検を実施する際、地上に引き上げることが可能な着脱式構造としています。
【組立式予旋回槽】
浮遊物やスカムをポンプに吸引するためにマンホール底に設置するものです。
FRP製分割組立方式のため、設置後のマンホールに設置できます。
【投込圧力式水位計】
水中に検出器を設置し、水深に対応する水圧を検出し、水位を測定します。
汚泥に埋没しても水圧の伝達さえあれば水位の測定が可能です。
可動部分がないため汚物付着による動作不良がありません。
【制御盤】
設置条件に応じた各種タイプの制御盤を取りそろえています。
(種類)
ポール形、自立形、装柱形
【通信端末装置】
携帯電話網、電話回線等の通信方式に対応し、ポンプの異常等を通報する装置です。
浮遊物回収の原理
外周を通る流れ(ア)が、広い範囲の浮遊物を回収します。
連通路の流れ(イ)が、旋回流を促進します。
連通路の流れ(イ)が停止側の槽の汚水も同時に排出します。
図1.浮遊物回収の原理図
マンホールポンプクラウド監視サービスの概要
点在するマンホールポンプを一元管理し、故障への迅速な対応と維持管理業務の高度化・省力化を実現するシステムです。
通信端末装置とデータセンターは携帯電話網(閉域網)を利用した安全なネットワークで接続されています。
中央監視装置は必要なく、インターネットが接続できる環境下であれば、いつでも、どこからでも監視画面を確認することができます。
マンホールポンプクラウド監視サービスの特長
①初期・ランニングコストが低減できます。
・通信は携帯電話網を利用しているため、回線工事が不要です。
・サーバー利用料金に通信費が含まれており、従来のNTT回線より低価格で一定のコストで運用できます。
②クラウドサーバーは東西2拠点に設置しています。
・全国の監視対象施設のデータは、サーバーを2重化し、津波の心配が少なく耐震性に優れたデータセンターで管理します。
・万一の大地震などでデータセンターが被災しても、バックアップセンターで管理できるので安心です。
③高い防御性を有します。
・インターネットを利用したシステムは、ウィルスやハッキングなど不法な攻撃にさらされる危険性があるため、防御性能の高い統合脅威管理装置を備え確実に対応できます。
④オプションでAIサポートシステムをご用意できます。
・「異常運転検知機能」と「クラウド機場台帳機能」の2つの機能をパッケージしたオプションサービスです。
・蓄積された膨大な運転・維持管理データを有効活用できます。
・異常運転検知機能は、機場ごとの通常運転範囲をAIが自動設定し、範囲から外れた運転を自動検知する機能です。
本機能により、「いつもと違う運転」が把握でき、緊急出勤の負荷を低減できます。
・異常運転検知機能のための新たなセンサーの追加は不要です。
・クラウド機場台帳機能は、監視画面上で機場台帳と点検記録が登録できる機能です。
更新履歴と点検記録を一元管理することにより、維持管理データを起点とした更新計画が立案できます。
入力された維持管理データを基に、機場ごとの更新優先順位を表示可能です。
図2.マンホールポンプクラウド監視サービス
マンホールポンプ/クボタマンホールポンプシステムに関するお問い合わせ
問合せ先
水循環プラント営業部
TEL : 03-3245-3337 FAX : 03-3245-3358
マンホールポンプ/クボタマンホールポンプシステムに関するお問い合わせ
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