無注水形先行待機運転ポンプ/Hu-BOMBA
分類 |
ポンプ・送風機設備 > 雨水ポンプ [この分類の技術一覧]
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名称 |
無注水形先行待機運転ポンプ |
商品 |
Hu-BOMBA |
会社名 |
株式会社 クボタ[会社概要][技術情報一覧] |
お問い合わせ先 |
水循環プラント営業部
TEL : 03-3245-3337 FAX : 03-3245-3358 |
概要
クボタ Hu-BOMBAはどんな吸水位でも全速運転できるポンプです。
全速の先行待機運転が可能なため、雨水流入に即した迅速な排水が行えます。
また、吸水位の変動による制御も必要とせず,全速運転ができます。
さらに、軸受部、軸封部を無注水化することに成功し、注水設備がまったく不要なポンプへと進化しました。
特徴
1. 先行待機運転に最適
雨水が流入する前に吐出し弁全開で全速の先行待機運転ができますので、
雨水流入に即した迅速な排水が行えます。
2. すべての水位で全速運転
吸水位の変動によるポンプの起動・停止や、回転速度制御などの必要がなく、
すべての水位でポンプを全速運転できます。
3. 起動頻度の問題を解消
ポンプは起動・停止の繰り返しが不要な為、電動機の起動頻度による問題や
ディーゼル機関の起動・停止の煩わしさがありません。
4. 注水設備が不要
気中運転・エアロック運転時の軸受温度上昇に対応可能な水中軸受を開発し、
無注水軸封装置空冷ファン付きスラスト軸受と組合せることにより、注水設備が
不要です。
適用
(形 式)立軸斜流ポンプ,立軸渦巻斜流ポンプ,立軸軸流ポンプ
(口 径)Φ300~Φ2400
(全揚程)5
実績
無注水形先行待機運転ポンプは、東京都を中心に全国で多数実績有。
先行待機運転ポンプとは
先行待機運転ポンプとはどんな吸水位でも全速運転できるポンプです。
雨水が流入する前に吐出弁全開で全速の先行待機運転ができますので、雨水流入に即した迅速な排水が行えます。
起動頻度の問題も解消されますので、特に都市型の雨水ポンプ場に適したポンプです。
無注水形先行待機運転ポンプとは
先行待機運転ポンプの水中軸受は、気中運転・エアロック運転時の温度上昇と排水運転による急冷が問題となり、外部より常時、注水が必要でした。
クボタでは、特殊セラミックス軸受と特殊合金スリーブを採用することにより、この問題を解決し、無注水化することを実現しました。
また、空冷スラスト軸受、無注水メカニカルシールを採用することにより、注水設備が不要なポンプが実現しました。
[水中軸受]
優れたドライ摺動特性の確保
新開発の特殊セラミックス軸受と特殊合金スリーブを採用
温度上昇時の衝撃荷重に対応
耐熱フッ素ゴムによる緩衝構造
[スラスト軸受]
発熱量の低減
自己冷却性能の確保
空冷ファンを設置
[軸封装置]
耐熱衝撃性、耐摩耗性の向上
メカニカルシールに特殊材質を採用し、高揚程に適用可能
図1.無注水形先行待機運転ポンプ
図2.水中軸受構造図
先行待機ポンプの運転パターン
[気中運転]
吸水位が低いときは空気が吸われ、安定した気中運転を行います。
水中軸受はドライで、温度は上昇しますが、新開発の軸受により対応可能です。
[排水運転]
吸水位が揚水開始水位まで上がるとすばやく排水運転を始めます。この時、水中軸受は揚水により急冷されますが、新開発の軸受により対応可能です。
[エアロック運転]
吸水位が揚水遮断水位まで下がると空気が吸われ、エアロック運転となります。この時水中軸受は徐々にドライになります。
吸水位の変動によるポンプの起動・停止や、回転速度制御などの必要がなく、すべての水位で全速運転可能です。管理運転においても排水することなく、全速でいつでも行えます。
さらに、無注水化技術を採用することにより、補機の注水設備が不要となり維持管理が軽減し、故障項目が減少する、信頼性の高いポンプです。
図1.先行待機ポンプの運転パターン(気水切替タイプ)
図2.先行待機ポンプの運転パターン(気水混合タイプ)
無注水形先行待機運転ポンプ/Hu-BOMBAに関するお問い合わせ
問合せ先
水循環プラント営業部
TEL : 03-3245-3337 FAX : 03-3245-3358
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TEL : 03-3245-3337 FAX : 03-3245-3358