無給水立軸汚水ポンプ/-
分類 |
ポンプ・送風機設備 > 汚水ポンプ [この分類の技術一覧]
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名称 |
無給水立軸汚水ポンプ |
商品 |
- |
会社名 |
株式会社 鶴見製作所[会社概要][技術情報一覧] |
お問い合わせ先 |
ポンプシステム部
TEL : 06-6911-3210(代表) FAX : 06-6911-3090 |
概要
立軸汚水ポンプの軸封部は、汚水にさらされ、且つその構造的宿命により、空気溜まりが生じるため、外部より注水を行い、清浄な条件下でシール機能が維持されていました。
近年、これらの条件に耐え得る無注水軸封装置の実績が蓄積しつつあります。
特徴
①注水系統の配管・機器が不要となり、節水が計れると共に、汚水ポンプ場として総合的な信頼性が高まります。
②軸封部廻りが簡潔になり、メンテナンス箇所が減少します。
③軸受部を空冷化すれば、中形機まで無給水化が計れます。
適用
無給水化は、ポンプのランニング/メンテナンスコスト縮減に有効な手段ということで、要求が高まってきております。
軸封部の構造は、汚水の水質によって
①デッドエンド
②リバースフラッシング
のどちらかを採用します。また、シールボックス内にテフロン製の異物流入防止リングを設けることによって、シール摺動部を異物が多量に含まれている汚水から守ることができます。
実績
H8年度より採用。 H20.3現在、26件納入。
近年、ポンプ施設の総合的なコスト縮減が求められております。当社では、その対策の一つとしてポンプの軸封部の無注水化を進めております。
従来のポンプは軸封部が汚水にさらされるのを防止し、且つ摺動発熱を除去するために、外部より注水を行ってきました。
当社では、軸封部を汚水に有効な静止形メカニカルシールとし、摺動材に低発熱設計の材質を採用して摺動発熱を低減させることにより、軸封部の無注水化を実現することができるようになりました。
無注水化によるメリット
①注水系統の配管・機器が不要となり、節水が計れると共に、汚水ポンプ場として総合的な信頼性が高まります。
②注水が不要となることから、軸封部廻りが簡潔になり、メンテナンス箇所が減少します。
③軸受部を空冷化すれば、中形機まで無給水化が計れます。
メカニカルシールの特徴
◎静止型構造を採用。
よってスプリングが汚水に接触することがなくなり、作動性が長期にわたって保持されます。
◎摺動部材質は、回転環材質:超硬合金、固定環材質:カーボン、を採用。
◎交換部品は二つ割り構造を採用。
◎異物流入防止リングを装備。
汚水には繊維状の異物が混入しており、それらがシールボックスの中で詰まり、メカニカルシールの作動性を損なう恐れがあります。よって異物が多量に含まれている汚水に対してはシールボックス内にテフロン製の異物流入防止リングを装備しています。
◎洗浄用配管の取り付け。
通常はデッドエンドまたはリバースフラッシングの為、シールボックスが詰まってメカ漏れを起こさない様に、数ヶ月に一度は軸封部を洗浄する必要があります。
納入実績
◎北九州市下水道局 吉志ポンプ場 殿向け
口径250×250mm 立軸渦巻斜流ポンプ=H8.10納入
◎滋賀県湖南中部流域下水道事務所
北里ポンプ場 殿向け
口径400mm 立軸渦巻斜流ポンプ = H9.2納入
◎埼玉県荒川左岸南部流域下水道事務所
三崎中継ポンプ場 殿向け
口径500mm 立軸渦巻斜流ポンプ = H9.3納入
◎熊本市東部浄化センター 殿向け
口径900mm 立軸斜流ポンプ = H10.2納入
◎兵庫県阪神都市整備局 南武ポンプ場 殿向け
口径900mm 立軸渦巻斜流ポンプ = H12.3納入
他
図1.立軸汚水ポンプ(軸封部廻り)
図2.立軸汚水ポンプ軸封部構造図例
無給水立軸汚水ポンプ/-に関するお問い合わせ
問合せ先
ポンプシステム部
TEL : 06-6911-3210(代表) FAX : 06-6911-3090