階段炉下水汚泥焼却発電システム/階段式汚泥焼却炉
分類 |
汚泥処理設備 > 焼却・溶融 [この分類の技術一覧]
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名称 |
階段炉下水汚泥焼却発電システム |
商品 |
階段式汚泥焼却炉 |
会社名 |
株式会社 タクマ[会社概要][技術情報一覧] |
お問い合わせ先 |
環境本部 水処理営業部2課
TEL : 06-6483-2683(直通) FAX : 06-6483-2757 |
概要
低含水率技術、階段炉と廃熱ボイラ、蒸気発電機等を組み合わせて導入することで、補助助燃料を使用することなく、一定規模以上では焼却設備で消費する電力以上の発電電力を得られる、電力自立可能な電力創造システム技術です。
特徴
① 流動ブロワが不要なため省電力。
② 廃熱ボイラにより熱回収し、発生させた蒸気によって発電する。一定規模以上では、消費電力以上の発電(創エネルギー)が可能。
③ 汚泥の炉内滞留時間が長いため、汚泥性状の変動に強く安定した燃焼が可能。
④ 炉内温度を高く維持できるため、N2O発生量を大幅削減。
⑤ 飛灰発生量が少なく、灰の固着によるトラブルが少ない。
適用
脱水設備が従来型の脱水機の場合、乾燥焼却システムを適用可能です。機内二液調質型遠心脱水機によって含水率70%前後の脱水汚泥を供給可能な場合、直接焼却システムを適用可能です。
実績
乾燥焼却システムは国内9件の納入実績があります。直接焼却システムは平成25年度B-DASH実証事業において、和歌山市・日本下水道事業団・京都大学・(株)西原環境・(株)タクマ共同研究体により、35t/日での実証実績があります。
原理と構造
階段式焼却炉は、火格子を階段状に並べた燃焼装置です。階段状の火格子が前後に動くことで、汚泥と空気を効率的に接触させるとともに焼却炉下部へとゆっくりと搬送します。火格子は乾燥段・燃焼段・後燃焼段の3段構造となっており、乾燥段で汚泥中の水分を蒸発させたのち、燃焼段で高温の炎を上げて燃焼します。後燃焼段では燃焼段で燃焼されなかった固定炭素をゆっくりと完全燃焼させます。焼却灰はほぼ全量が底部から排出されるため、煙道における灰の固着によるトラブルが少ないという特徴があります。また、炉内で900℃以上の高温燃焼ゾーンが形成されるため、N2Oの発生量が大幅に削減されます。流動砂を撹拌する必要がないため、燃焼空気送風機の動力を約1/5に低減でき、焼却設備全体の消費電力を約4割削減可能です。
廃熱ボイラでは、燃焼排ガスの熱量を蒸気として回収します。発生させた蒸気は発電、燃焼用空気の予熱、汚泥の乾燥(乾燥焼却システムの場合)に使用します。
汚泥の低含水率化によって補助燃料が不要となり、また一定規模以上では発電量が消費電力を上回るため、エネルギー自立が可能となります。
図1:階段式汚泥焼却炉の構造
図2:階段炉下水汚泥焼却発電システムのフロー
階段炉下水汚泥焼却発電システム/階段式汚泥焼却炉に関するお問い合わせ
問合せ先
環境本部 水処理営業部2課
TEL : 06-6483-2683(直通) FAX : 06-6483-2757
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TEL : 06-6483-2683(直通) FAX : 06-6483-2757