遠心脱水機/低動力型高効率遠心脱水機
分類 |
汚泥処理設備 > 濃縮・脱水 [この分類の技術一覧]
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名称 |
遠心脱水機 |
商品 |
低動力型高効率遠心脱水機 |
会社名 |
月島JFEアクアソリューション 株式会社[会社概要][技術情報一覧] |
お問い合わせ先 |
営業本部 営業企画部
TEL:03-5560-6530(直通) FAX:03-3533-4103 |
概要
遠心脱水機は、他方式の脱水機と比較して、「1台当たりの処理量が大きい」、「汚泥性状変動に対する適応性が高い」等から広く普及している脱水機です。
月島機械の「低動力型高効率遠心脱水機」は従来の遠心脱水機の課題を改善した省エネルギー、低コスト型の遠心脱水機です。
※本製品は、ANDRITZ S.A.S社との提携により販売するものです。
特徴
1)消費電力の削減(従来比20~40%減)
①分離液排出口の小半径化
分離液排出口を小半径化することで、消費電力を削減しました。分離液の排出半径を小さくするほど、流体の加速動力は低下し、消費電力を低減させることができます。
②回転体の軽量化
新しいボウルデザインを採用したことで回転体が軽量化され、機械的動力損失を低下し、消費電力を低減しました。
2)メンテナンス性の向上
①回転体の現地分解が可能
回転体(ボウルとスクリューコンベヤ)の現地分解が可能です。予備のスクリューコンベヤと交換することで、整備時の設備停止期間を従来の約2ヶ月から1週間程度に短縮することができます。
②グリース潤滑方式(大型機を除く)
軸受を全てグリース潤滑方式とし、潤滑ユニットが不要となりました。毎年のオイル交換も不要となります。
③起動時間・停止時間の短縮
起動時間・停止時間が従来型高効率遠心脱水機と比較して25~35分短く(当社比)、維持管理作業の効率化が図れます。
3)スクリュー構造
オープンフライトスクリューを採用しています。分離液の清澄性や固形分の捕捉性を妨げる乱流の発生を軽減し、固液分離が効率よく行われます。
実績
37台(2024年3月現在)
処理量 : 7m3/h~60m3/h
構造
ボウル、スクリューコンベヤ、減速機、主電動機および差速用電動機で構成されています。フィードパイプから供給された汚泥および高分子凝集剤はボウル内で混合され、凝集フロックを形成します。凝集フロックは遠心力を受け、固液分離され、分離液は、セキより排出されます。沈降分離された固形物はボウルとわずかな回転差で回転するスクリューコンベヤによりボウル円錐部へ移動し、円錐状のコンベヤハブを通過する際に、低水分の脱水汚泥となり排出されます。
図1.低動力型高効率遠心脱水機
図2.スクリューコンベヤ引き抜き図
図3.構造概要図
遠心脱水機/低動力型高効率遠心脱水機に関するお問い合わせ
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