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(製品・技術紹介)

降雨情報システム/広域雨水管理システム

分類 電機設備 > 運用・支援システム [この分類の技術一覧]
名称 降雨情報システム
商品 広域雨水管理システム
会社名 東芝インフラシステムズ株式会社[会社概要][技術情報一覧
お問い合わせ先 社会システム事業部
TEL:044-576-6649 FAX:044-548-9566

概要

近年の都市化に伴う舗装率の向上などにより雨水の地中への浸透率が低下し、その流出機構も大きく変わってきています。また、都市部では、自然の水循環も変化し、局所的な集中豪雨の発生頻度が高くなっています。このため、都市部においては、台風など従来の広域型降雨がもたらす水害に加え、局地的な集中豪雨に起因する災害も大きな問題になっています。
降雨情報システムは、情報・通信技術を用いて広域に点在するポンプ場、処理場、滞水池、貯留管などの各施設を統合管理。降雨という非常に複雑な自然現象をオペレータに分かり易い形での提供やリアルタイムコントロールシステムへの重要な情報としての活用により、施設の運転管理を支援します。

特徴

1.自由な構成
 目的、用途により、小規模から大規模まで自由な構成をとることが出来ます。
2.きめ細かな観測
 細密レーダ雨量計の導入により、500mメッシュ、2.5分周期のきめ細かな観測が可能です。
3.精度の向上
 地上雨量計データによりレーダ雨量データを校正し、より地上雨量に近い降雨データを提供します。
4.降雨解析
 過去の降雨状況解析により、将来の降雨分布を表示し、早期対応を可能とします。
5.多目的利用
 雨水排水、合流改善(CSO)/分流改善(SSO)などの量/質対策および市民へのデータ提供によるサービス向上など多くの目的のために活用出来ます。
6.豊富なアプリケーション
 観測情報を監視するだけでなく、施設運用のための様々な機能を準備しています。

適用

使用目的により、大きく分けると3つのタイプがあります。
1.気象情報適用タイプ
 気象庁の観測データを受信し、施設の運転管理を支援します。
2.細密レーダ雨量計適用タイプ
 独自に下水道用のレーダ雨量計を導入し、施設の運転管理を支援します。
3.ハイブリッドタイプ
 気象庁の観測データおよび独自に導入したレーダ雨量計により、施設の運転管理を支援します。

システム構成

システム機能は、雨量に関連する情報の観測、収集、補正を行う観測部と、観測情報に基づき解析を行う予測部、両者の情報から適切な運転/運用を行う指標を提示する計画部、計画情報に基づきリアルタイムコントロールを行う制御部及び全体の情報の連結を行うネットワーク/統合管理部から構成されています。これらは、センサーと計算機システムから構成されており、運用面から要求される機能と管理対象施設、管理場所等により、機能/規模など、自由なシステム構成を取ることができます。

レーダ雨量計の原理

本システムの中心となる情報は、気象情報適用タイプ、細密レーダ雨量計適用タイプのどちらの場合もレーダ雨量計により観測された雨量情報です。レーダ雨量計は、観測域の上空を電波の直進性と、障害物に当たると反射する性質を利用し、雨滴からの反射波をレーダ方程式と呼ばれる、受信電力と降雨との関係を表した式に当てはめ、間接的に降雨強度を測定するものです。
気象情報と細密レーダ雨量計は、本来の使用目的が異なるため、基本原理は同じですが、その仕様は異なり、気象情報は広域的、細密レーダはきめ細かな情報という面で、各々優れています。

システムの特徴

1.自由な構成
 目的、用途により、小規模から大規模まで自由な構成をとることが出来ます。
2.きめ細かな観測
 細密レーダ雨量計の導入により、500mメッシュ、2.5分周期のきめ細かな観測が可能です。
3.精度の向上
 地上雨量計データによりレーダ雨量データを校正し、より地上雨量に近い降雨データを提供します。
4.降雨解析
 過去の降雨状況解析により、将来の降雨分布を表示し、早期対応を可能とします。
5.多目的利用
 雨水排水、合流改善(CSO)/分流改善(SSO)などの量/質対策および市民へのデータ提供によるサービス向上など多くの目的のために活用出来ます。
6.豊富なアプリケーション
 観測情報を監視するだけでなく、施設運用のための様々な機能を準備しています。

 上記の他、最近では下水道目的以外の防災システムや気象サービス会社へのデータ提供、アカウンタビリティ向上のための市民サービスへも寄与しています。


https://www.global.toshiba/jp/products-solutions/social/water-environmental.html
図1.降雨情報システムの機能構成

図1.降雨情報システムの機能構成

図2.施設運転管理の支援画面例

図2.施設運転管理の支援画面例

降雨情報システム/広域雨水管理システムに関するお問い合わせ

問合せ先
社会システム事業部
TEL:044-576-6649 FAX:044-548-9566

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