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(製品・技術紹介)

マイクロ波汚泥濃度計/LQ165

分類 電機設備 > 計装 [この分類の技術一覧]
名称 マイクロ波汚泥濃度計
商品 LQ165
会社名 東芝インフラシステムズ株式会社[会社概要][技術情報一覧
お問い合わせ先 社会システム事業部
TEL:044-576-6649 FAX:044-548-9566

概要

汚泥処理において汚泥濃度は、薬注、脱水、焼却等の汚泥処理プロセスを効率良く運転するために、汚泥濃度を連続的かつ正確に測定することが求められています。
従来から、光化学または超音波方式の濃度計が多く用いられていましたが、汚れや気泡の影響を受ける問題があります。気泡の影響を受けない消泡式の場合においては、気泡の影響を受けませんが、濃度信号が間欠信号になってしまう問題があります。
マイクロ波汚泥濃度計は、測定原理として、汚泥濃度の変化に応じてマイクロ波の位相が変化する位相差方式を採用し、汚れや気泡の影響を受けにくく、機械的可動部がないため、低濃度から高濃度まで確実に連続した汚泥濃度を測定することが可能です。

特徴

今までの濃度計は、汚れの影響、気泡の影響の問題がありましたが、マイクロ波汚泥濃度計は、下記の特徴を持っています。
①汚れや気泡の影響を受けにくいマイクロ波の位相差方式を採用し、正確な濃度測定を実現しました。
②加圧消泡式のような可動部がないため、信頼性が高く消耗品もなく保守作業が簡単です。
③試料のサンプリングや、加圧工程がなく汚泥濃度を0.05秒毎に測定。測定値は100回の平均値としてデジタル処理し、5秒毎に出力されます。
④測定は原理上位相差と濃度の間には良好な直線関係があるため、低濃度(0~1%TS)から高濃度(0~30%TS)まで測定できます。
⑤マイクロコンピュータを搭載していますので、レンジ変更や、校正操作は、LCD表示器を見ながらキー操作で容易に行えます。また、高濃度、低濃度警報機能や、ポンプ運転・停止保持機能・自己診断機能などを備えています。
⑥マイクロ波を使用していますが、漏洩電界強度を微弱に抑え、電波法で規定されている「免許を要しない無線局」として(財)無線設備検査検定協会発行の「微弱電波機器性能証明書」を取得しています。

適用

マイクロ波汚泥濃度計の適用範囲としては下記の箇所です。
  ①生汚泥濃度
  ②返送汚泥濃度
  ③余剰汚泥濃度
  ④消化汚泥濃度
  ⑤濃縮汚泥濃度
  ⑥脱水汚泥濃度

原理と構造

マイクロ汚泥波濃度計は、測定管の左右にアプリケータを置き、測定管内を流れる汚泥を横切るようにマイクロ波を送受信し、マイクロ波の送信と受信の位相差を測定します。この位相差が、汚泥濃度との間に良好な直線関係があり、これをもとに汚泥濃度を演算出力します。
従来の汚泥の光学式や、超音波式の汚泥濃度計では、受信波の減衰量をもとにしているため、気泡や、汚れに影響されていたが、マイクロ波濃度計は、マイクロ波の位相差方式ですので、気泡や、汚れ(汚泥の付着)に強い測定方式になっており、オンラインでの高精度の濃度測定が可能になりました。

特徴

①気泡や、汚泥の付着に強いマイクロ波の位相差方式を採用し、汚泥濃度を高精度で連続測定が可能です。
②機械的可動部がないので、メンテナンス、信頼性が高い汚泥濃度計です。
③濃度測定範囲0~1%TSから、0~30%TSとワイドレンジです、特に30%TSという高濃度汚泥測定が可能となり、パイプでの脱水ケーキ移送における濃度測定が可能になりました。
④測定管にSUS316を採用し、耐食性能を強化しています。
⑤レンジ変更や、校正操作は、LCD表示器を見ながら、キー操作で容易に行えます。また、高濃度・低濃度警報機能や、ポンプの運転・停止保持機能、自己診断機能など複雑な処理は、マイクロコンピュータで自動的に行います。
⑥(財)無線設備検査検定協会発行の「微弱電波機器性能証明書」を取得し、電波法で規定される「免許を要しない無線局」となっております。

主な仕様

配管口径:80mm~300mm
 フランジ規格:JIS規格または、水道規格相当
 配管耐圧:0.75MPa、1MPa、2MPa、3MPa
 測定範囲:0~1-30%TSで0.1%ステップで
        任意に設定可能

https://www.global.toshiba/jp/products-solutions/social/water-environmental.html
図1.測定原理

図1.測定原理

図2.マイクロ波汚泥濃度計

図2.マイクロ波汚泥濃度計

マイクロ波汚泥濃度計/LQ165に関するお問い合わせ

問合せ先
社会システム事業部
TEL:044-576-6649 FAX:044-548-9566

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