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(製品・技術紹介)

非満水用電磁流量計/LF502

分類 電機設備 > 計装 [この分類の技術一覧]
名称 非満水用電磁流量計
商品 LF502
会社名 東芝インフラシステムズ株式会社[会社概要][技術情報一覧
お問い合わせ先 社会システム事業部
TEL:044-576-6649 FAX:044-548-9566

概要

非満水状態とは、流路にて自由水面を持った流れのことです。非満水で流れている開渠・管渠の流量測定は、流速水位式流量計(水位+流速)、PBフリューム式流量計、パーシャルフリューム流量計・堰式流量計(絞り機構+水位)等で測定しています。
開渠・管渠の流量は、絞り機能により土砂等の堆積物も多く、泡やスカムの浮遊していることもあり、水位測定が難しく、流量も精度が保てません。また、環境問題から下水処理場の流入、流出量及び工場排水量等の管理が厳しくなり、非満水流量を正確に測定する要求は高くなってきています。
非満水用電磁流量計は、これまでの電磁流量計と同様にファラデーの電磁誘導の法則を応用して、電極配置、コイル配置に新方式を採用し、低水位の流れから、満水状態の流れまでの流量を高精度で測定することを可能にしたものです。

特徴

開渠・管渠の流量は泡やスカムが浮遊していることもあり、流量測定は、両面の状態に影響されてしまいます。また、流路に堰や絞り機構等を設置するため、沈殿物等の除去等のメンテナンスも考慮しなければなりません。
非満水用電磁流量計は、上記の考慮箇所に対して次のような特徴を持っています。
①わずかな水位の流れから、満水状態までを高精度で測定できます。
②管内に障害物がないため、土砂や異物が堆積しにくい構造になっています。
③流量を測定する場合に水位を測定しないため、水面の浮遊物や、波の影響を受けにくくなっています。
④従来の電磁流量計を使用する場合は、下流側を持ち上げる等の配管処理が必要でしたが、非満水用電磁流量計では配管処理が不要です。

適用

非満水用電磁流量計の適用範囲として以下のように分けられます。

 1.下水処理料金の算定
   ①下水道幹線の流量測定
 2.下水処理場の処理体制の構築、運転管理、処理量の把握
   ①流入量測定
   ②場内返流水の測定
   ③放流流量の測定
 3.その他
   ①非満水状態の流量測定

原理と構造

非満水用電磁流量計は、測定管左右に磁場発生コイルを配置し、測定管下部に電極を1つ配置した構造になっています。流量信号は、ファラデーの電磁誘導の法則を応用し、電極とアースリング間で発生します。この流量信号は水位を加味した流量信号となっているため、水面状態に影響を受けることがありません。

特徴

今までの非満水流量は、泡やスカムが浮遊していることもあり、流量測定が水面の状態に影響されてしまいます。
また、水路に堰や絞り機構等を設置するため、沈殿物等の除去等のメンテナンスも考慮しなければなりません。
非満水用電磁流量計は、上記の考慮箇所に対して次のような特徴を持っています。
① わずかな水位の流れから、満水状態までを高精度で測定できます。
② 管内に障害物がないため、土砂や異物が堆積しにくい構造になっています。
③ 流量を測定する場合に水位を測定しないため、水面の浮遊物や、波の影響を受けにくくなっています。
④ 非満水状態で流量測定が可能であるため、電磁流量計を満水状態にするために電磁流量計下流側を持ち上げる等の配管処理が不要です。

主な仕様

①口径:150~600mm
②測定精度:±2%FS
③適用水位範囲
 口径300mm以下の場合
 30mm~満水状態
 口径350mm以上の場合
 口径の10%~満水状態
④流体温度:0~55℃
⑤検出器構造:JIS C 0920 水中形
⑥主な検出器材質
 ケース:炭素鋼
 ライニング:テフロン
 電極:SUS316L
 アースリング:SUS316

https://www.global.toshiba/jp/products-solutions/social/water-environmental.html
図1.非満水用電磁流量計構成図

図1.非満水用電磁流量計構成図

図2.非満水用電磁流量計

図2.非満水用電磁流量計

非満水用電磁流量計/LF502に関するお問い合わせ

問合せ先
社会システム事業部
TEL:044-576-6649 FAX:044-548-9566

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