膜分離活性汚泥処理/-
分類 |
水処理設備 > 膜処理 [この分類の技術一覧]
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名称 |
膜分離活性汚泥処理 |
商品 |
- |
会社名 |
三菱化工機 株式会社[会社概要][技術情報一覧] |
お問い合わせ先 |
水環境営業部
TEL : 044-577-7740 FAX : 044-577-7760 |
概要
膜分離活性汚泥処理法は、従来最終沈殿池で行っていた活性汚泥の沈降分離工程を、反応タンクに浸漬した精密ろ過膜で行います。膜を使うことで、沈殿池と異なり活性汚泥の沈降性によらず活性汚泥をろ過・分離でき、清澄で高度な処理水が得られるシステムです。
特徴
膜分離活性汚泥処理法は、反応タンクのMLSS濃度を高くして運転できるため、反応タンクの滞留時間を短縮でき、施設の所要面積が小さく、コンパクトな施設配置が可能です。
また、最終沈殿池での活性汚泥の分離が不要なため維持管理が容易で、処理水にSSがなく処理水の再利用が可能です。
なお、空気吹き込み部に超微細散気装置を使用し、動力費の削減を図っております。
適用
高度な処理水質が必要な場合、コンパクトな施設が求められる場合、処理量の能力アップ、小規模な施設で無人運転巡回監視を行う場合に適用します。
実績
日本下水道事業団殿との共同研究(2006年3月)
日本下水道事業団殿との共同研究(2012年12月~)
唐津市に1箇所納入実績あり。
特長
(1)最初沈殿池、最終沈殿池、急速ろ過施設が不要です。
(2)反応タンクのMLSS濃度を高く運転でき、必要反応タンク容量が削減できます。
(3)従来法に比較して施設の所要面積を小さくでき、コンパクトな施設配置が可能です。
(4)反応タンクより直接汚泥の引抜きができるので、汚泥貯槽、汚泥濃縮タンクが必要ありません。
(5)最終沈殿池における活性汚泥の分離の必要がないため、維持管理が容易で、安定した運転ができます。
(6)反応タンクは6時間程度の短い滞留時間で窒素除去が可能です。また、リン除去にも対応できます。
(7)処理水は、SSがなくBODも標準活性汚泥法以上に良好な処理がされます。処理水の再利用に使用できます。
(8)既設の躯体を生かしたままで、施設の処理能力の増設や処理水質の高度化が可能です。
PVDF中空糸膜の特長
(1)容積当りのろ過面積が大きく、コンパクトです。
(2)万一、膜の破断があっても、汚泥により塞がれ、処理水の悪化がほとんどありません。
(3)膜洗浄空気量が少なくて済みます。
(4)耐薬品性に優れ、長期間の使用が可能です。
膜エレメント標準仕様
1)エレメントサイズ(mm):30D×1250W×2000H
2)エレメント質量 :16kg
3)有効膜面積 :25m2
4)集水管材質 :ABS樹脂
5)シール材質 :ポリウレタン樹脂
6)支柱材質 :SUS
7)膜モジュール :中空糸膜 PVDF 孔径 0.4μm
8)常用差圧 :初期差圧 +15mm以下
9)常用使用温度 :0~40℃
表-1. 水質分析データ例
図-1. 設備フロー
膜分離活性汚泥処理/-に関するお問い合わせ
問合せ先
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TEL : 044-577-7740 FAX : 044-577-7760