直胴圧搾式遠心脱水機/アポロスクウィーザー
分類 |
汚泥処理設備 > 濃縮・脱水 [この分類の技術一覧]
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名称 |
直胴圧搾式遠心脱水機 |
商品 |
アポロスクウィーザー |
会社名 |
株式会社広島メタル&マシナリー[会社概要][技術情報一覧] |
お問い合わせ先 |
化工機事業部 環境装置営業部
TEL : 03-3226-6511 FAX : 03-3226-9778 |
概要
汚泥処理の最終プロセスである脱水工程には、容易な運転操作、省スペース、安定した性能等その多くの利点により、デカンター型遠心脱水機が多く使用されています。当社は、高効率遠心脱水機のパイオニアとして多くの実績を保有していますが、最近のさらなる高脱水の要求に対応すべく、従来のデカンター型遠心脱水機の脱水メカニズムを徹底解析し、超高効率と言える直胴圧搾式遠心脱水機〝アポロスクウィーザー〝を開発しました。
従来のデカンター型遠心脱水機の性能限界はその円錐ボウルの形状にあり、アポロスクウィーザーはボウルの形状を直胴型にし、独自設計の排出部形状を採用することにより、機内の最大遠心力で圧密脱水されたケーキのみを排出させる構造にしました。
特徴
●高い脱水性能 ⇒ 従来の高効率デカンター型遠心脱水機に比べ3~5%(当社比)の低含水率を実現。処理場の維持管理の大半を占めるケーキ処分費が大幅に低減されます。
●薬品費の低減 ⇒ 脱水度に余裕があるため、添加率の低減及び幅広い薬品種の使用が可能になり、ランニングコストの低減が図れます。
●省エネ/低G運転 ⇒ 従来型の脱水機と同等の脱水性能で運転する場合は、遠心力を大幅に低減でき省エネ、超寿命を可能とします。
●幅広い適応性 ⇒ 消化汚泥・OD汚泥のように繊維分が少ない難脱水汚泥に関しても、高い脱水性能を発揮します。
●豊富な機種 ⇒ 処理量1~80m³/hの機種を製作し、幅広い処理量に対応します。
●安定した運転 ⇒ 自動差速制御および遠心力制御が可能なため、汚泥性状の変動に対し一定したケーキ含水率、一定した処理量を保つ事ができます。
また、操作因子(差速、遠心力、添加率)の変更に対しても応答性が非常に良く、運転調整が容易です。
適用
余剰汚泥、混合汚泥、消化汚泥、農業集落排水の高脱水に適用。
汚泥は高分子凝集剤とともに弊社独自の注入機構によりスクリュウコンベア内部に供給され、凝集フロックを形成した後ボウル内部に排出されます。ボウル内部で遠心力により沈降分離した固形物はスクリュウコンベアによりケーキ排出部へと搬送されて機外へと排出され、清澄分離液は反対側のボウル端の堰からオーバーフローして排出されます。
アポロスクウィーザーの特長である直胴型のボウルによって、供給部からケーキ排出部まで厚いケーキ層を形成させることができるため、ケーキ排出直前まで最大の遠心効果による圧密力で脱水する事が可能となり、且つその排出機構により最も含水率の低下している脱水ケーキのみ排出します。
図1.アポロスクウィーザー断面構造図
直胴圧搾式遠心脱水機/アポロスクウィーザーに関するお問い合わせ
問合せ先
化工機事業部 環境装置営業部
TEL : 03-3226-6511 FAX : 03-3226-9778